楽しい番外地

アメーバに本体がある「腐ってやがるプログ」から一部コンテンツを晒す為に作られたブログです。 隔離と言っちまえば隔離かな・・・。ランド丸チーズ第二支部です。 尚コメントなどの返信は相当遅いでしょう。管理が適当だから(ヲイ)。

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ほげいもんだいはグレーゾーン 第1回 「明日のトンデモは君だ」-2

猿畑「では、「唐沢俊一の雑学授業」の次の記述へ行きましょう」

52頁
「そういえば、WWFの本部があるスイスには昔から犬食文化がある。中略 WWFの人たちに、何故犬が良くてクジラがダメなのか、訊いてみたいねえ。」

脱下「訊いてみたいなんて、珍しい漢字を使いますね」

猿畑「彼なりの自己主張ではないでしょうかね?、ところがWWFは何の略だか知ってますか?」

脱下「世界自然保護基金」

猿畑「犬は?」

脱下「ペット…あるいは家畜ですね、自然とは何の関係もありません」

猿畑「環境保護団体に犬の事を語るのは筋違いです」

脱下「自衛隊員に「国民の財産を守るなら、下着泥棒を捕まえろ」、というようなものでしょうか、実に奇異な問いかけです」

猿畑「手元に高槻成紀さんの著書があるのですがね、20世紀後半になって急に絶滅するようになったのは野生動物だと、野生動物と家畜あるいはペットは違うものだという事を理解しないと問題は理解できないとしています」

脱下「ああ、唐沢氏は理解できてなかったんですね」

猿畑「そうですね」

脱下「しかしながら、こういった見解を持つ人は唐沢氏に限らないのではないでしょうか、もう少しかみ砕いた説明の方が理解しやすい様に思えます」

猿畑「そうなんですか?。では仕方ありません、獣医の野村潤一郎氏が野生動物を自然圏に生きるもの、家畜を人間圏に生きるものとざっと定義していますね。そしてそれは違うもので、動物にも色々な立場があるのだと。例えるならば、家畜のチワワを砂漠に放すのは虐待であり、野生動物のライオンに首輪を付けるのは可哀相であると」

脱下「そこまで言えば、唐沢氏にも理解して頂ける気がします」

猿畑「では、ついでに野村潤一郎先生はこの件でかなり辛いコメントをしているのですが、それも包み隠さずいいましょうか。野村先生は動物を飼うのは傲慢であると言う人に限って、家畜と野生動物の違いを理解していないと指摘しているんです」

脱下「まあ、唐沢氏の見解も鯨を殺すのを否定して、犬を殺すのは傲慢だという前提があるのでしょうから、先の主張と根本は同じでしょうしね」

猿畑「一般的には犬よりも牛が引き合いに出されるのですが…つまり、そういった話で傲慢であると偉そうに指摘する以上は、必ず自ら自然環境や人類学を学んで、それに付随する家畜と野生動物の境界線というものを常識的に理解しろと…」

脱下「猿畑さんの私情も入っているような気がしますが、気持ちは分かります」

猿畑「ご理解、有難うございます。まあ、そういう事も理解できない程度の会員が幅を利かせている「と学会」でトンデモとして捕鯨問題を扱わないのはその情報を吟味するリテラシーがないと分析されても文句は言えないと、私は思います」

脱下「「と学会」には元会員に事情通の方がいたと記憶しているのですが」

猿畑「植木不等式氏ですね、彼の参加した書籍には、ライターの岩本久則氏によるアメリカがベトナム戦争の非難をかわす為に捕鯨問題を取り上げたというのはガセだという記述も有ったんですけどね」

脱下「それ、本当ですか?」

猿畑「はい。後でじっくり語る予定です」

脱下「あれ?」

猿畑「右狂さんどうしたんですか?」

脱下「もうひとつ見つけました」

52頁
「考えてみればペリーが黒船に乗って日本に来たのも、日本海に捕鯨基地を持ちたかったためだ。」

猿畑「これも良く聞く話ですが、ペリーには蒸気帆船の航路獲得や通商目的もあって、逆に日本近海以外にも捕鯨している海域があるから、捕鯨が一番って訳じゃないんです」

脱下「猿畑さん、それもそうですが良く見てください」

猿畑「ああ、そうか!」

脱下「ペリーは日本近海の捕鯨船の燃料補給や救助を出来るようにするのも目的でしたが、「日本海に捕鯨基地」なんて話は聞いた事もありませんよ」

猿畑「日本近海じゃなくて日本海なんですね、気が付かなかった。ジャパングラウンドと呼ばれるマッコウクジラの捕れる場所は小笠原諸島付近だし、大体太平洋を渡って欧米の捕鯨船が来るのに、基地が反対側の日本海では利便性が悪い事この上有りません。これは事実誤認以前にただの間違いかもしれません」

脱下「仮にこれが誤記でも、誤認でも意外に詰めが甘いですね。あと、気になる事があるんですよ」

猿畑「唐沢氏の件ですか」

脱下「いえ、一般的な話で先ほども出てきたの言説でクジラは悪くて牛はいいのかという反論ですが、そう言っている方は牛は可哀相じゃないのといいつつ、その肉を食べている訳ですよね」

猿畑「大抵はそうですね」

脱下「こういう事は、牛を食べない人が言えば説得力があるんですが、普段牛食べておいて、可哀相じゃないのかと問い詰める神経が理解できません」

猿畑「良く考えてみたら、唐沢氏自身は犬は食べないけれど、彼の属する社会、まあ我々の社会でも有りますが、犬を消費しているんですよね」

脱下「そう、実験動物で一生を終える犬もいるし、捨てられて野犬に、あるいは保健所に直に持ち込まれて処分される犬は何万頭もいます。唐沢氏がそれに異を唱えない以上、これは偽善です」

猿畑「ちなみに、シー・シェパードのボスは菜食主義者で、活動中のメンバーの食事も肉はないそうです」

脱下「そうですか意外ですね、あんなに太っているのに野菜だけなんて」

猿畑「多分、毎日野菜を二万トンぐらい食べてるんじゃないですか?」

脱下「そうかもしれませんね」

暇泉「えーと…」

猿畑「暇泉くん、何出てきてるの?」

暇泉「猿畑さん、ネット上で唐沢氏はこんな事を言ってますよ(「裏モノ日記 2008年5月19日分)」

猿畑「どれどれ…」

脱下「良い事をいいますねえ」

猿畑「欧米の悪口を言うぐらいなら、黙々と日々鯨肉を食べるべきだと」

脱下「まあ、この人は鯨肉が売れずにあぶれている事実を認識しているから、捕鯨継続の為に食べつづけようというのですね。実に合理的です」

猿畑「まあ、どうせ批判しても的外れな批判じゃ恥ずかしいですからね。ただ…そこまで言うなら、毎日鯨肉を何らかの形で消費して、写真をネットにアップし続けて欲しいですよね、いいだしっぺなんだから月に2万トンぐらい消費して欲しいところです」

脱下「そうそう、クックパッドに鯨料理を発案して投稿するとか」

暇泉「鯨の刺身の裸体盛りとかね」

脱下「…」

猿畑「暇泉くん…それ料理じゃないから」

参考
「唐沢先生の雑学授業」唐沢俊一、おぐりゆか 二見書房 2005年
「野生生物と共存できるか」高槻成紀 岩波書店 2006年
「サルが食いかけでエサを捨てる理由」野村潤一郎 筑間書房 2006年
「黒船前後の世界」加藤祐三 筑摩書房 1994年
「裏モノ日記」唐沢俊一


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  1. 2012/11/12(月) 17:47:50|
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