楽しい番外地

アメーバに本体がある「腐ってやがるプログ」から一部コンテンツを晒す為に作られたブログです。 隔離と言っちまえば隔離かな・・・。ランド丸チーズ第二支部です。 尚コメントなどの返信は相当遅いでしょう。管理が適当だから(ヲイ)。

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ほげいもんだいはグレーゾーン 第二回 捕鯨で学ぶポンコツ論-2

猿畑「反捕鯨団体とされる団体には、様々な目的及び傾向があるのですが、それらは基本的にNGO…つまり市民団体であり、活動資金は寄付金です。さて右狂さん、もしある運動を行うとして一番必要なのはなんだと思いますか?」

脱下「人々の支持、そして資金です」

猿畑「動物や文化財を守る時に必要なのは?」

脱下「お金でしょうが、その為の支持を集めるには…、そう共感…、同情を集めることですか?」

猿畑「海月姫という漫画を知ってますか?」

脱下「全巻揃えています。開発で破壊される洋館を守る為に、マスコミの前で女装美少年が同情を集めていましたね…。私は倉之助くんならいいと思ってます」

猿畑「だれも右狂さんの趣味なんか聞いてませんよ」

脱下「これは失礼、つまり鯨が可哀相だと言う主張をわざわざ残すのは…」

猿畑「そう、IWCなどの会議や捕鯨行為の妨害の際に声高に挙げる感情論は、捕鯨国に向けられた物ではありません。あれは支持者と資金の寄付金を集める為のアピールです」

脱下「そういう目的であれば、映像をもって感情論で動いている論証とはなり得ませんね」

猿畑「そもそも、南極海の調査捕鯨妨害は最高の見せ場を撮影できるんですよ」

脱下「であるならば、グリーンピースは何で撤退したんですか?」

猿畑「シー・シェパードのような、暴力パフォーマンス団体と混同されたくないからだそうです」

脱下「非暴力を主張している割に、いささか危険な妨害を繰り返していた気もします」

猿畑「グリーンピースの中でも、そういう妨害を続ける事に対して賛否があったんじゃないですか?、もっと酷いシー・シェパードを見て辞める切っ掛けが出来て安心しているのかもしれません」

脱下「一度始めた事を辞めるのは難しいですからね」

猿畑「そうです。さて、花里氏の文に戻りますか」

脱下「はい」

猿畑「34頁から、南極海でナガスクジラが捕鯨で減って、ミンククジラが余った餌を食べて、増加した件が記述されています」

脱下「これ自体は正しいんですか?」

猿畑「大体正しいですね」

34頁
「この考えが正しければ、もし捕鯨を全面的に禁止したなら、クジラの個体数が増え、まずオキアミの資源量が減るに違いない。オキアミを食べられなかったクジラは魚を食べるようになり魚の量が減るだろう。」

猿畑「ところがそうならないんです」

脱下「かなり理路整然とした、論理展開ですがね」

猿畑「日本が多湿で二毛作が成り立つように、南極海の生態系も独特だからです」

脱下「ケースバイケースですか」

猿畑「そうです、南極は知っての通り極低温なのですが、その生態系もまた特殊なんですよ」

脱下「と…言いますと?」

猿畑「南極において特に顕著なのですが、南極の氷山にはアイスアルジーという藻が繁茂します、アイスアルジーを食べて莫大な数のナンキョクオキアミが増えるのですね、南極の生態系は実は殆どオキアミが基幹で、魚類は少なく、イカは深海に生息しています」

脱下「花里氏はミンククジラは魚を食べていたのが、オキアミへ鞍替えしたと指摘しており、イカも食べていたと記述していますが」

猿畑「そういう指摘は有ります。しかし、南極の一部のノトセニア魚類などが多い海域では、かつて魚を食べていたのであろうという話で、南極海全体ではミンククジラは元からオキアミを沢山食べていました。イカに関しては一応、北半球のミンククジラでは確認されていますが、南極…南半球ではイカが深海に生息しているので、比較的浅い海域のミンクなどのヒゲクジラと被らず、つまり殆ど食べないと考えるべきで、私も聞いた事が有りません、従って北半球のミンククジラと混同した誤認でしょう」

脱下「ところで、南極の深海のイカはどのぐらい生息しているんですか?」

猿畑「それは謎です」

脱下「えっ?」

猿畑「えーと、大体の推測があって、深海凄のハクジラの仲間が実はミンククジラよりも数多く生息しており、深海には大量のイカが生息しているのだろうといわれています。特にダイオウイカ並みの巨体を誇るダイオウホウズキイカなども生息しているのですが、サンプルの捕獲方法が確立されていないので、全容が掴めません、そのイカも餌はオキアミです」

脱下「オキアミは凄いですねえ」

猿畑「そんなにクジラやペンギン、アザラシに食べられてもオキアミはまだ数千万トン余剰があるのです」

脱下「しかし最近は、オゾンホールの紫外線でオキアミは減ったと聞きましたよ」

猿畑「それでも、足りないという状況に至ってないようです。ただ、日本鯨類研究所ではオキアミの減少自体を否定しています」

脱下「そうなんですか?」

猿畑「ところが、水産庁の別の部署では減っているとしており、単に餌が減った事で鯨が減ったという評価が出るのが嫌なんじゃないかと指摘されてます」

脱下「早い話、オキアミが減ると鯨も減るんですね」

猿畑「そのとおりです。ちなみに、南極のミンククジラの増加開始は1930年代なんですよ」

脱下「随分前ですね」

猿畑「更に捕鯨開始は1971年で、停止は1988年、実はもう増加はとっくの昔に停止しています」

暇泉「えええっ、増えてないの?」

猿畑「暇泉くん、出てこない」

暇泉「だって、ミンククジラは増えているとずーっと思っていました」

脱下「しかも現在進行形で」

猿畑「実は、最近になって、ここ二十年の調査で増えてないとか一部でいわれ始めましたが、IWCでは1980年代後半からミンククジラの資源量に大きな増減はないとされていました(「イルカ・クジラ学 イルカとクジラの謎に挑む」214頁より)」

脱下「情報を突き合わせると、少なくとも捕鯨が停止してからは、ミンククジラは増えていない事になりますね」

猿畑「まあ、花里氏の説は机上の空論と言って差し支えないでしょう!」

脱下「些かがっかりです、私はもう大本営発表は信じません」

暇泉「僕も」

猿畑「暇泉くんは裏で待機してなさい」

暇泉「んが…」

参考
「自然はそんなにヤワじゃない」花里孝幸 新潮社 2009年
「イルカ・クジラ学 イルカとクジラの謎に挑む」村山司・中原史生・森恭一 東海大学出版会 2002年
「サイゾー」2010年11月号サイゾー
*「マル劇トーク・オンデマンド第47回」
「ここまでわかったイルカとクジラ」村山司、笠松不二男 講談社 1996年
「サバがトロより高くなる日」井田徹治 講談社 2005年
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  1. 2012/11/22(木) 18:18:04|
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