楽しい番外地

アメーバに本体がある「腐ってやがるプログ」から一部コンテンツを晒す為に作られたブログです。 隔離と言っちまえば隔離かな・・・。ランド丸チーズ第二支部です。 尚コメントなどの返信は相当遅いでしょう。管理が適当だから(ヲイ)。

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おさらい珍さんその2

珍さん「珍さんが行くの酒田珍時と愉快な仲間たちです」

神留羅「また紹介が雑すぎるある!」

珍さん「だってほもはグレーゾーン、略してほもゾーンのオマケコーナーだしな、こんなん適当にやってりゃいいんだよ」

金八「えーと、僕たちがほもはグレーゾーンで語られたことを、池上彰さんの解説を引用して再度解説する訳です」

「最新ニュースが一気にわかる本」池上彰 講談社 2000年
*第六章 クジラを食べたことがありますか?-日米捕鯨摩擦
161頁

「日本の捕鯨推進派にすれば、商業捕鯨を禁止したのはクジラが絶滅の危機に瀕しているという認識だったのだから、ミンククジラのように数が増えたら、商業捕鯨まで再開しても論理的にはいいはずだということになります。が、捕鯨反対派は、「クジラは知能が高いから殺して食べるなんて残酷だ」という議論を展開します。」


神留羅「捕鯨反対派はこんな議論は展開しないある。議論の横からそう主張しているだけある」

金八「まあ、そうですね。議題に上がってないから議論を展開してはいませんね」

珍さん「真横から、クジラは頭がいいから殺すなとか言っておいて、メインの主張じゃないってのもどうかと思うけどな」

金八「まあ、そういうと世間の受けがいいんですよね」

神留羅「同情を集める事が支持を集める事になるからある、何処かの島を自分の財布の金でもないのに買うとか言って、支持されるのと似ているある」

珍さん「そう言えば、政治家のパフォーマンスって環境保護団体に似てるよな」

金八「ああ、そうですね。どうでもいいことを声高に言ってみたり」

珍さん「ところで、最近思うんだよ」

金八「なんですか」

珍さん「世界に一人しかいない酒田珍時を保護する保護団体いないかなって」

金八「そんなのいませんよ」

神留羅「そんなに保護されたければ、永久にパチンコ屋に幽閉してやるある」
  1. 2012/11/22(木) 18:19:27|
  2. 捕鯨問題
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ほげいもんだいはグレーゾーン 第二回 捕鯨で学ぶポンコツ論-3

脱下「増えているとされていた南極のミンククジラの増加が停止しているのは明確だとしても他の鯨は増えているのではないでしょうか?。さりげなく南極にミンククジラよりも沢山のハクジラが居るとか言ってたじゃないですか?」

猿畑「とりあえず、ザトウクジラが特に増えているようです。3千頭に減ったものが3万頭にまで回復したそうです、ただし元々の生息数が10万頭なので、まだ元に戻ってもいません。ミンククジラ以外の他の鯨も似たり寄ったり、シロナガスクジラに至ってはまだまだ少ないままですよ」

脱下「そうなんですか。実は私は「鯨が増えている」という話は、「最低レベルの減少状態から比べれば増えているという話」を、さも「物凄く増えている」という話にすりかえているのだと思っていました」

猿畑「「消防署の方から来ました」というのが実は「消防署の方角から来ました」というようなものですか。まあ、近からず遠からずといった感じですね。大体、花里氏は「捕鯨を全面的に停止したら」といいますが、かつての捕鯨対象種であり、現在保護されているのは80種の鯨のうちの僅か十数種ですよ。他の70種類はどうする気なんでしょうね」

脱下「確かに、そもそも過去に減少させた種類が増加しているだけであれば、それは反動で回復しているだけですよね」

猿畑「後は、花里氏の記述のように、他の種類が減少したおこぼれを貰って増えるといった事情がある場合でしょうが、レアケースといえるでしょう」

脱下「まあ、レアケースだから敢えて引用されるのでしょうが、花里氏は餌生物の量を超えて鯨が増える訳がないと考えなかったのでしょうか」

猿畑「考えはしたでしょう、ただ南極の特殊な環境を考慮してないだけです」

脱下「まあ、確かに鯨が食べても余っているとは考えないかもしれませんね」

猿畑「ただ…普通の人ならそれでいいんですが、花里氏はプランクトンの専門家ですからねえ…」

35頁
「海でも、やはり湖と同様、人々は大型の生物ばかりを注視し、その生物たちの命を支えている目に見えにくい小さな生物の存在を軽視磨る傾向にあるように、私には思える。」

脱下「確かに、軽視してしまったようですね、数億トンのオキアミの行方を…、しかしなんでこうなってしまったのでしょうか」

猿畑「参考書籍を見ると、鯨に関連する書籍が「よくわかるクジラ論争」(小松正之 2005年)たった一冊だけなんです」

脱下「そんな、啓蒙書一冊で語ってしまうなんて、専門家ゆえの慢心ですね」

猿畑「確かに…、最後にある実例を話します」

脱下「なんですか?」

猿畑「北海道ではトドによる漁業被害が増えているんけどね…。さて、トドは増えたのでしょうか?」

脱下「増えた…としたいところですが、これはひっかけで減ったが正解ですね」

猿畑「正解です、素晴らしいですね」

脱下「いえ、未だに捕鯨問題は良く分かりませんが、猿畑さんのパターンは解ってきました」

猿畑「これは手厳しい、そうトドは減りました」

脱下「では、何故被害が増えたんですか?」

猿畑「トドも減りましたが、それ以上に魚が減りました。餌が捕れなくなって、漁網から奪う事を覚えたから、個体数は減ったのに被害は増えたのです」

脱下「なるほど、それでは個体を減らしても、被害が減るとは限らないと…」

猿畑「実は、.ピーターヨッジスさんのヨッジスの間接効果というもので、捕食が多い事がそのまま、餌生物の減少を招くとは限らないと数学論的モデルで証明しているそうで、これは大学生の逆行列という知識で解るそうです」

脱下「では、猿畑さんは?」

猿畑「漠然と理解しています…、例えば鯨は魚を食べるだけではなく、鯨自体が小型魚の影になって、大型魚からの捕食を防ぐ事もある訳です。大体コバンザメなんかはそれに特化した進化を遂げているのだから、大型の生き物の影に隠れるのは、かなり有効な生存戦略なのは間違いありません」

暇泉「生存戦略―って、流行ってましたね」

脱下「その流行の生存戦略の効果で、鯨自体が魚類を招くから、えびす神として奉る地域もありますよね。鯨と魚は共生しているわけです。」

猿畑「でも実はこれ…、つまり間接効果云々は横浜国立大学の松田氏の話からの受け売りです。そしてこの話は農林水産省の議事録に収録されています」

脱下「つまり、鯨が魚を食い尽くすという話は、農水省の議事録の中で否定されている訳ですか」

猿畑「そうなんですよ、みもふたもない話です」

暇泉「猿畑さーん」

猿畑「なんですか、暇泉くん」

暇泉「ヨッジスの効果だと、なんかクジラが例えば…、特定の餌を追い回すか、指向性を持たずに様々な餌を食べ
るかでデータが変わるとかいう話が有るらしいんですけど…」

脱下「例えば、鯨がイワシが減ってしまっても、どこまでもイワシを追いまわせばイワシは激減するという事ですか」

猿畑「いやいや、そんな食性では餌の確保なんか出来ません。過去のデータからもヒゲクジラの仲間がその海域に多い魚を優先的に食べる事は証明されています。大体、ミンククジラの好物の青魚…群集性魚類は川崎健氏や河内弘康氏によって、自然に増減を繰り返していた事が証明されていて、それに合わせて餌の内容物…つまり魚が変化している点から、裏付けられると…」

脱下「では、鯨の胃袋の中身から、イワシが自然に増減した事を証明した人が居るんですか?」

猿畑「ええ、ご苦労な話です。しかも鯨研はその情報を彼に提供しているんですよ」

脱下「そうですか。あと一言言わせて頂いてよろしいですか」

猿畑「構いませんよ」

脱下「まあ、過去と比較して現在の鯨の個体数が減少している状況は事実であるとして、実は現在の方が適正な個体数で、過去の方が増えすぎていたとは考えられないのでしょうか」

猿畑「うーん…右狂さん何を言い出すのかと思えば…。いいでしょう。まず、過去に鯨が沢山生息していたという事は、それを支える餌が根底にあるという事になります。しかしながら、度々話しているように餌が無限に有る訳では有りません、つまり食い尽くしたら…厳密にはある程度餌が食べられなくなった時点で、個体数にセーブがかかるでしょう」

脱下「ああ、餓死したりするんですか」

暇泉「でも…、適正状態に戻るのに時間がかかったりしませんか?」

猿畑「そうでもありませんね、だって餌が無くなった時点で餓死するのだから、逆にそういう減少がなければ、限界を超えてはいないと考えるのが自然です」

脱下「じゃあ、100年掛ったりはしないんですか」

猿畑「確実に有り得る事を厳密にどのくらいという事はできません、例えば暇泉くんは間違いなく死にますが、それがいつかは解らない様に」

脱下「とはいえ、暇泉くんが明日死ななくても、60年ぐらいしたら確実にこの世にいないと思えます、その目安はないんでしょうか」

暇泉「あの・・・僕の死が引き合いに出されてて、それが普通になってるんですけど…」

猿畑「それが君の役目なんだから、ガマンしなさい。目安と言えばそうですね、アメリカでコククジラを1924年に保護したら、流石に増えすぎたのか1999年に蛾死した個体が座礁したなんて事が起きていますが(1994年に増加した事を鑑みて捕鯨が暫定的に解禁された)、その後安定したのか、座礁は起きてないようです」

脱下「うーん、取りあえず気の遠くなる時間がかかるって程じゃないんですね」

猿畑「あと、餌の減少で栄養状態が悪化すれば繁殖率も低下するという事も起こるでしょうね」

脱下「なるほど」

猿畑「もっとも、オキアミの減少の所でも触れましたが、世界的に魚が減少しているのは事実なので、それを捕食できなければ、上限が小さく、つまり過去より遥かに少ない生息数で安定する可能性が有り得る訳です。先のコククジラは他の主な鯨と違って沿岸凄なので生息地の環境破壊で餌のゴカイなどが減ってしまったのだと思えますね」

脱下「つまり、牌そのものの減少が元で増加しても過去の生息数には及ばない事も有ると」

猿畑「そうです、あと現在増加中の大型のクラゲが大型魚類と入れ替わると言う説も有ります」

脱下「鯨類はクラゲを捕食できないのでは?」

猿畑「そうですね、聞いた事が有りません、栄養も無さそうだし、そんな生態系になったら鯨類の栄養状態は更に悪化して、絶滅への道を転がり落ちるでしょうね。そもそも、鯨が魚を食い尽くすなんていいますが、ライオンがシマウマやヌーを食い尽くすなんて言ったら笑われます。そんな事は生態系を理解しないから平気で言えるんですよ」

脱下「まるで亡国論の構図に似てますね」

猿畑「なるほど、亡国論も大義を守る正義を示すのに都合がいいから受ける訳ですが、鯨食害論も鯨は生態系を乱すという話で、捕鯨に大義が出来る事を思えば、亡国論に似てますよね、でもこれはポンコツ論です。それを信じる心根は鯨が絶滅寸前だという誇張した話を信じる人と大差ないですね」

脱下「おっしゃる通りですね。正義を掲げるのは自由ですが、人間が不完全である以上、絶対に正しいという事は有り得ません。つまり絶対の正義はこの世にはありません。そんな正義が対立する捕鯨と反捕鯨の対立はもうこりごりですね」

猿畑「まったくですね」

脱下「ところで南極にミンククジラよりも沢山生息するハクジラの方は?」

猿畑「ええっ、忘れていましたよ。実は全然調査されていません」

脱下「はあ?」

猿畑「というより、ミナミトックリクジラとミナミツチクジラが恐らくクロミンククジラよりも沢山生息するだろうという予測はたっていますが、マッコウクジラと同じように食用に向かない、あるいはコストにあわない、さりとてマッコウクジラほど油が取れる訳でもないので、捕鯨の対象にもならなかったんです。だから、全然具体的な調査が成されていません」

脱下「結局、売れない鯨は何も調べないんですか?」

猿畑「そういうことです」

脱下「そんな調査では、生態系そのものの解明には程遠いですね」

参考
「自然はそんなにヤワじゃない」花里孝幸 新潮社 2009年
「ここまでわかったイルカとクジラ」村山司、笠松不二男 講談社 1996年
「海のけもの達の物語―オットセイ・トド・アザラシ・ラッコ」和田一雄 成山堂書店 2004年
「第3回 鯨類捕獲調査に関する検討委員会議事概要」 農林水産省
「イワシと気候変動―漁業の未来を考える」川崎建 岩波書店 2009年
  1. 2012/11/22(木) 18:18:50|
  2. 捕鯨問題
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ほげいもんだいはグレーゾーン 第二回 捕鯨で学ぶポンコツ論-2

猿畑「反捕鯨団体とされる団体には、様々な目的及び傾向があるのですが、それらは基本的にNGO…つまり市民団体であり、活動資金は寄付金です。さて右狂さん、もしある運動を行うとして一番必要なのはなんだと思いますか?」

脱下「人々の支持、そして資金です」

猿畑「動物や文化財を守る時に必要なのは?」

脱下「お金でしょうが、その為の支持を集めるには…、そう共感…、同情を集めることですか?」

猿畑「海月姫という漫画を知ってますか?」

脱下「全巻揃えています。開発で破壊される洋館を守る為に、マスコミの前で女装美少年が同情を集めていましたね…。私は倉之助くんならいいと思ってます」

猿畑「だれも右狂さんの趣味なんか聞いてませんよ」

脱下「これは失礼、つまり鯨が可哀相だと言う主張をわざわざ残すのは…」

猿畑「そう、IWCなどの会議や捕鯨行為の妨害の際に声高に挙げる感情論は、捕鯨国に向けられた物ではありません。あれは支持者と資金の寄付金を集める為のアピールです」

脱下「そういう目的であれば、映像をもって感情論で動いている論証とはなり得ませんね」

猿畑「そもそも、南極海の調査捕鯨妨害は最高の見せ場を撮影できるんですよ」

脱下「であるならば、グリーンピースは何で撤退したんですか?」

猿畑「シー・シェパードのような、暴力パフォーマンス団体と混同されたくないからだそうです」

脱下「非暴力を主張している割に、いささか危険な妨害を繰り返していた気もします」

猿畑「グリーンピースの中でも、そういう妨害を続ける事に対して賛否があったんじゃないですか?、もっと酷いシー・シェパードを見て辞める切っ掛けが出来て安心しているのかもしれません」

脱下「一度始めた事を辞めるのは難しいですからね」

猿畑「そうです。さて、花里氏の文に戻りますか」

脱下「はい」

猿畑「34頁から、南極海でナガスクジラが捕鯨で減って、ミンククジラが余った餌を食べて、増加した件が記述されています」

脱下「これ自体は正しいんですか?」

猿畑「大体正しいですね」

34頁
「この考えが正しければ、もし捕鯨を全面的に禁止したなら、クジラの個体数が増え、まずオキアミの資源量が減るに違いない。オキアミを食べられなかったクジラは魚を食べるようになり魚の量が減るだろう。」

猿畑「ところがそうならないんです」

脱下「かなり理路整然とした、論理展開ですがね」

猿畑「日本が多湿で二毛作が成り立つように、南極海の生態系も独特だからです」

脱下「ケースバイケースですか」

猿畑「そうです、南極は知っての通り極低温なのですが、その生態系もまた特殊なんですよ」

脱下「と…言いますと?」

猿畑「南極において特に顕著なのですが、南極の氷山にはアイスアルジーという藻が繁茂します、アイスアルジーを食べて莫大な数のナンキョクオキアミが増えるのですね、南極の生態系は実は殆どオキアミが基幹で、魚類は少なく、イカは深海に生息しています」

脱下「花里氏はミンククジラは魚を食べていたのが、オキアミへ鞍替えしたと指摘しており、イカも食べていたと記述していますが」

猿畑「そういう指摘は有ります。しかし、南極の一部のノトセニア魚類などが多い海域では、かつて魚を食べていたのであろうという話で、南極海全体ではミンククジラは元からオキアミを沢山食べていました。イカに関しては一応、北半球のミンククジラでは確認されていますが、南極…南半球ではイカが深海に生息しているので、比較的浅い海域のミンクなどのヒゲクジラと被らず、つまり殆ど食べないと考えるべきで、私も聞いた事が有りません、従って北半球のミンククジラと混同した誤認でしょう」

脱下「ところで、南極の深海のイカはどのぐらい生息しているんですか?」

猿畑「それは謎です」

脱下「えっ?」

猿畑「えーと、大体の推測があって、深海凄のハクジラの仲間が実はミンククジラよりも数多く生息しており、深海には大量のイカが生息しているのだろうといわれています。特にダイオウイカ並みの巨体を誇るダイオウホウズキイカなども生息しているのですが、サンプルの捕獲方法が確立されていないので、全容が掴めません、そのイカも餌はオキアミです」

脱下「オキアミは凄いですねえ」

猿畑「そんなにクジラやペンギン、アザラシに食べられてもオキアミはまだ数千万トン余剰があるのです」

脱下「しかし最近は、オゾンホールの紫外線でオキアミは減ったと聞きましたよ」

猿畑「それでも、足りないという状況に至ってないようです。ただ、日本鯨類研究所ではオキアミの減少自体を否定しています」

脱下「そうなんですか?」

猿畑「ところが、水産庁の別の部署では減っているとしており、単に餌が減った事で鯨が減ったという評価が出るのが嫌なんじゃないかと指摘されてます」

脱下「早い話、オキアミが減ると鯨も減るんですね」

猿畑「そのとおりです。ちなみに、南極のミンククジラの増加開始は1930年代なんですよ」

脱下「随分前ですね」

猿畑「更に捕鯨開始は1971年で、停止は1988年、実はもう増加はとっくの昔に停止しています」

暇泉「えええっ、増えてないの?」

猿畑「暇泉くん、出てこない」

暇泉「だって、ミンククジラは増えているとずーっと思っていました」

脱下「しかも現在進行形で」

猿畑「実は、最近になって、ここ二十年の調査で増えてないとか一部でいわれ始めましたが、IWCでは1980年代後半からミンククジラの資源量に大きな増減はないとされていました(「イルカ・クジラ学 イルカとクジラの謎に挑む」214頁より)」

脱下「情報を突き合わせると、少なくとも捕鯨が停止してからは、ミンククジラは増えていない事になりますね」

猿畑「まあ、花里氏の説は机上の空論と言って差し支えないでしょう!」

脱下「些かがっかりです、私はもう大本営発表は信じません」

暇泉「僕も」

猿畑「暇泉くんは裏で待機してなさい」

暇泉「んが…」

参考
「自然はそんなにヤワじゃない」花里孝幸 新潮社 2009年
「イルカ・クジラ学 イルカとクジラの謎に挑む」村山司・中原史生・森恭一 東海大学出版会 2002年
「サイゾー」2010年11月号サイゾー
*「マル劇トーク・オンデマンド第47回」
「ここまでわかったイルカとクジラ」村山司、笠松不二男 講談社 1996年
「サバがトロより高くなる日」井田徹治 講談社 2005年
  1. 2012/11/22(木) 18:18:04|
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ほげいもんだいはグレーゾーン 第二回 捕鯨で学ぶポンコツ論-1

猿畑「どうも、猿畑金三郎です」

脱下「脱下右狂でございます」

猿畑「この対談も三度目ですが、気になる事はありますか?」

脱下「えー、鯨って何種類ぐらいいるんでしょうか」

猿畑「そこに来ましたか」

脱下「いや…犯罪者にはそれぞれの動機がある筈なのに、クジラは頭がいいとか逆に、魚を食い尽くすとかいうのは、近頃の若者は…みたいな断定のような気がするもので」

猿畑「確かに、マッコウクジラはコロ(油の一部、おでんの具に適するとか)ぐらいしか食べられないけれど、ミンククジラは美味しいですからね。この差は生態によるものです。おっしゃる通り80種類のクジラには80種類の状況があるんです。例えばマッコウクジラはハクジラ、ミンククジラはヒゲクジラですがこの二つの種類のクジラは別の動物と割り切ってもいいと私は思ってます。そう、犬と猫ぐらい」

脱下「もう一寸分かりやすい例えはないですか?」

猿畑「じゃあ、連邦軍とジオン軍のモビルスーツなんかどうですか?」

脱下「ああ、その方がいいかもしれません。ザクとジムで全然違うものですからね。ガルスJやギラドーガなんかは一目でジオンのモビルスーツって分かりますね」

猿畑「でもガンダムに興味がない人にはどちらも同じロボットに見えるところも似てますね」

脱下「分かりやすい方がいいんですよ」

猿畑「ただ、モビルスーツの方は後づけでどんどん増えていますけどね、ジムカスタムやイフリートとか」

脱下「キケロガなんて聞いた事もありません、でも新種が後から見つかっているんですよね」

猿畑「そういえば、タイヘイヨウアカボウモドキという鯨をご存知ですか?」

脱下「知りません」

猿畑「知らなくて当然です、少し前まで頭骨が二つ見つかっていただけの謎の鯨で…新種というよりは珍種ですね。ところが鹿児島に死骸が流れ着いてから、実はかなりありふれた種類だという事実が判明して、ハワイに沢山居るとか、日本近海の謎の鯨はこの種類だったとか」

脱下「そうなんですか、こうなると我々人類が知り得る鯨に関する知識など、たかが知れているものなのですね」

猿畑「そうですね、例えばグーグルアースで世界中を見る事が出来ても、それは表側だけ知ったに過ぎません、全く理解できていないんですね」

脱下「そもそも、知識は一面的な見方では不完全なものにしか成り得ません。様々な視点を持つ事でようやく体を成すんですよね」

猿畑「ところで右狂さん、こういう話がありますよ」

脱下「なんですか?」

猿畑「ある科学者によると日本の面積を耕作しても三分の一の人口しか養えないそうです」

脱下「それは一大事ですね、でも日本人は農産物だけを食べている訳ではないですよね」

猿畑「はい、件の科学者も水産物や農業の発展が残りの人口を支えているとしていました、ですが…」

脱下「なんですか?」

猿畑「私は重大な事に気付きました。この国は温暖で湿気が多い、すなわち植物が良く育つのです。米などは二毛作もできます」

脱下「なるほど、そう言われればそうですね」

猿畑「つまり、鯨に種類があるように、地域にも様々な気候があって、その影響の考慮も必要だという事に気付いたんです」

脱下「ひょっとして、件の科学者は今回の話題の人物ですか?」

猿畑「そう、花里孝幸氏です。日本の面積の件の出典は「ネッシーに学ぶ生態系」(2008年岩波書店)ですが、今回は、おなじ花里氏の「自然はそんなにヤワじゃない」(2009年新潮社)にダメ出しします」

脱下「この人どういう人なんですか?」

猿畑「淡水のプランクトンの専門家・・・でいいと思うんですけどね。問題は33頁の「クジラだけがなぜ贔屓される」です」

脱下「なんですか?」

33頁
「反対グループはクジラが個体数を減らし、将来絶滅の恐れのある生物になる事を危惧しているようだ。それだけでなく、他の動物に比べ高い知能を持っているの動物を殺すのはかわいそう、という感情的な理由も、彼らの行動には含まれているように私には思える。」

猿畑「実はこの文の前にここ一、二年南極海の調査捕鯨が捕鯨反対を訴える団体に妨害されている件に触れているのですが、それは省きました…、ただこの時期に丁度過激なシー・シェパードが参入し、2009年以降は非暴力を旨とするグリーンピースは撤退し、以後妨害に参加していません」

脱下「あれ?、これはどちらを指すんでしょうねえ」

猿畑「記述が曖昧だから解りません。下手をすると花里氏は両団体を混同しているのかもしれません。どちらにしても、この世の反捕鯨を掲げる団体はこの二団体だけではないのですが、花里氏がそれを理解しているのかも疑問です」

脱下「ですが、感情論が主要因であるというのは正しいのではないですか?」

猿畑「貴方も私も刑事ですよね、容疑者の証言を裏も取らずに信じたりしますか?」

脱下「私は反捕鯨団体が「クジラは頭がいい」と言ってる映像を見た気もしますが、それは偽証かもしれないと…」

猿畑「例えば、その主張ひとつとっても、デイブ・スペクター氏は「鯨は賢い哺乳類」と主張していました。まあ、種類にもよりますが哺乳類とは基本的には繁殖力が低いんです、特に鯨や象の繁殖力が低いんですけどね。つまり、その点を印象づける主張が、賢いという主張の原点の様に思えます」

脱下「つまり、希少生物である説明が変じて、賢いと言う主張が一人歩きしたのではないかと?」

猿畑「ひとついえる事は、政治的に捕鯨を論じる場でクジラの知能などの感情論が遡上に上がった事はないという事です」

脱下「ただ、クジラが可哀相だという人達はいるんじゃないですか?」

猿畑「ある程度は存在するでしょうねえ、ただ好きでもないのに鯨の問題にしがみ付ける人たちは利害がある人たちしかいません。でもそれは他の事象にもいえる傾向ではないでしょうか」

脱下「確かに好きでもないのに、鯨に関わると言うのは仕事でですよね、言い方を変えれば利権がらみであるともいえるでしょう」

猿畑「まあ、そういうのは個人の動機であって、それが集団の活動目的とイコールである事を証明できなければ、意味はないと思います。公な場で出た事がない意見が真の理由であるというのはいささか苦しいでしょう」

脱下「とはいえ、外野からわざわざ感情論を大声で主張する以上、そう誤解されても仕方がないと思います。もっとも、そういう主張をしてアピールする事で何か得るものがあるのでしょうね?」

猿畑「そうです。実は反捕鯨団体というのは、我々捕鯨国の立場の呼び名で、「環境保護団体」、「動物愛護団体」、「動物の権利団体」など、その本来の姿がそもそも様々です」

脱下「ああ、様々な団体が参加していて、団体毎にそれぞれ事情があるんですか」

参考
「自然はそんなにヤワじゃない」花里孝幸 新潮社 2009年
「ネッシーに学ぶ生態系」花里孝幸 岩波書店 2008年
「放送禁止歌」森達也 光文社 2003年
* 第3章 日本VSアメリカ「デーブスぺクターとの対話」
「Neuton」1993年5月号 ニュートンプレス
*「容認か禁止か捕鯨問題を徹底分析」
  1. 2012/11/22(木) 18:17:35|
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おさらい珍さんその1

珍さん「珍さんがいくの酒田珍時と愉快な仲間たちです」

神留羅「紹介が雑すぎるある!」

珍さん「だってほもはグレーゾーンのオマケコーナーだしな、こんなもん適当にやってりゃいいんだよ」

金八「つまり、僕たちがほもはグレーゾーンで語られたことを、池上彰さんの解説を引用して再度解説する訳ですよ」

神留羅「池上彰が解説する訳じゃないあるか」

金八「まあ、とりあえず、池上彰さんの「最新ニュースがわかる本」という書籍に捕鯨問題がごく普通に解説されているので…」

神留羅「それを否定するあるか、鬼ある」

珍さん「な、鬼だよな」

金八「これも俺達の仕事なんだから、真面目にやれよな!」

「最新ニュースが一気にわかる本」池上彰 講談社 2000年
*第六章 クジラを食べたことがありますか?-日米捕鯨摩擦
161-162頁
「そもそも江戸時代に日本に開国を迫ったアメリカの黒船は、捕鯨基地を日本に作る為に太平洋を渡ってきました。そのアメリカが捕鯨反対なんて身勝手だ、というのが日本側の言い分です。」

珍さん「間違い見っけ」

神留羅「ほもゾーンで否定しているから、そこに書いてあることを新発見の様に言っても誰も驚かないあるよ」

珍さん「そうじゃねえ!あっちに書いてないことだよ!」

金八「えっ、本当に何か有るんですか?」

珍さん「黒船は逆周りで来たんだよ、補給できないから」

金八「ああ、そうですね。太平洋の方が近いけれど日本が補給基地にならない限り、その航路が使えないんでしたね、人間常識に慣れると凡ミスがでるもんなんですね」

珍さん「偉いだろ」

神留羅「偉くないある」

金八「そもそも、そういった太平洋航路の利便性を計る為の補給基地でもあるから、捕鯨だけじゃないんでしたね」

珍さん「捕鯨してたのは日本近海だけじゃないからな」

162頁
「だったら牛を食べていいのか、というのが日本側の反論なのですが、これに対しては「人間が家畜として飼うものはいいのだ」という議論が帰ってきます。こうなると日本側はついていけません。」

神留羅「これは、あっちで家畜のチワワを砂漠に放すのは虐待、野生動物のライオンに首輪を付けるのは可哀相だと例えられていたことあるな」

珍さん「野生動物と家畜は等価に語るもんじゃないって話だったな」

金八「生態系を構成する野生動物は自然環境の一部ですからね」

珍さん「逆に牛は食う為に育てているから、食うのが可哀相なら飼う必要もなくなって、存在意義もなくなるんだよな」

神留羅「牛を食べないなら、ペットにするある」

金八「いや、あんなでかいペット何処で飼うんだよ!」

珍さん「家畜って自然界にいない動物だからな、超獣みたいなもんだ」

神留羅「そういう変な例えは珍さんしかしないある」

珍さん「悪かったな!」
  1. 2012/11/12(月) 17:49:00|
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